NPC 粛正せよ。 2
シエラ
自らを「女神」と名乗る聖女。
周囲から崇められているが、その実態は・・・
後日談を見ると彼女の能力についてわかるかもしれません。
ど天然の平和主義者。
悪意ない素直な発言をする。
シエラの話。
本編の彼女は名乗ったとおり、「女神」
魂が誕生し、輪廻転生し、生きていくという人間の摂理の中で「唯の1度も交わりがない魂(=貞操を守ってきた純粋な魂)」
シエラという女神になる前、彼女はクリス・アーシャという名前の聖女だった。
それが、天に昇り、女神となった。
女神としての仕事で人間界へ降りてきたシエラ。
シエラは人間の中に混ざり、人間として、人間界を守り、救済した。
やがて、「聖女様」と崇められるようになった。
彼女は善悪の分け隔てをせず、生きとし生ける物を全てを救おうとする。
しかし、平和な世界となったのも束の間で、外からの侵略者により平穏が崩されてしまう。
シエラは全ての力で人々を救う。
それにより、女神としての力を失った彼女は消滅してしまう。
嘆いた神が再び、彼女を蘇らせた。
蘇った彼女は「救うこと」へ固執し始める。
全てを救済することを使命とし、また、喜びとした。
再び、平和が齎された世界。
そこへ、怪物が現れる。
その怪物は人々の心に巣食い、狂わせていった。
狂う人々を救おうとするが、シエラの力では及ばなかった。
滅び行く世界を救いたい。
彼女は地獄界に所属する罪人へ協力を依頼する。
彼の協力により、世界は救われた。
しかし、彼女は穢れた力を使ったことで神に咎められ、女神ではなくなってしまう。
ただの人間である彼女を人々は「穢れた女」だと否定した。
聖女であった彼女は罪人として、人々から処刑されてしまう。
そんな人生を経ても、彼女は1度も誰のことを憎むことも恨むこともしなかった。
最期まで、人々を救済することを望み、人々の為に祈っていた。